母から最後のサプライズ2019.05.12. // 暮らし・生活・お役立ち

先日から何度も兄から電話が有り、母親の遺品整理のために実家を見に行くように言われていて、今日やっと行く事が出来ました。母親はもう2年前に他界しているのですが、実家はそのままになっていました。実家近くに住む兄がたまに実家に行って窓を開けてくれたりしているのですが、ついに兄が家を壊す事に決めたのです。母の遺品は幾つか既に貰っているので、後は全部処分してくれても良かったのですが、兄がうるさく言うので、兄の都合が悪い日でしたが、今日1日だけ戻る事にしました。

母は私と違って整理整頓が行き届いていたのでそれ程整理するものはないと思ったのですが、大間違いでした。整理はされていたものの、ものが多くて結構大変でした。見ていると懐かしいものも有りましたが、私の家にも置く場所が無く、捨てるしかありませんでした。

そしてほぼ遺品整理も終わりかなと思った時、ふと高校生の時に見かけた母の姿を思い出しました。それは薄暗い物置の奥で、かがんで何かやっている母の姿でした。物置部屋は兄が既に整理をし終わっているから見なくても良い、と言われていましたが、気になったので念の為見に行きました。母の姿を見た場所です。そこをじっと見たり手で触ったりしていたら、床の1つの板が外れました。そしてそこには箱に入ったお札の束と私宛、兄宛の手紙が入っていました。私宛の手紙を見たら、このお金は兄と私で半分づつするように、兄には必要になるまで渡さない様に、そして私がこれを1人で見つけた場合は兄宛ての手紙は破棄するように、と書いてありました。兄は、借金はしないのですが、あるお金はあるだけ使ってしまうのです。

母親は、私達の誕生日にはプレゼントを隠したり、何かイベントを計画したりと、私達をびっくりさせる事が大好きでした。今回私が実家に呼ばれたのも、ふと母の姿を思い出したのも、母のサプライズに違い無いと思いました。